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XMLマスターはひっぱりだこ

XMLマスターは今IT業界で最も必要とされている認定資格のひとつです。XMLマスターになるには?試験の内容や学習方法についてまとめておきます。

XMLとは

 XMLは、Extensible Markup Language (エクステンシブルマークアップランゲージ)の略で、個別の目的に応じたマークアップ言語群を創るために汎用的に使うことができる仕様です。マークアップ言語とは、コンピュータ言語の一種で、文章の論理的な構造(段落など)や見栄え(フォントサイズなど)に関する指定を、文章とともにテキストファイルに記述するための言語です。HTMLもマークアップ言語のひとつですね。
 XMLは、拡張可能な言語の一つに分類されますが、その理由は、XMLを使うことで、使用者は自分たち自身で複数のタグを定義することができるからです。XMLの文脈におけるタグとは、文書の断片に意味を付加するための印なのです。
 XMLの最も重要な目的は、異なる情報システムの間で、特にインターネットを介して、構造化された文書や構造化されたデータの共有を、容易にすることです。(Wikipediaより抜粋、一部加筆)
XMLが数年前登場し、一大ブームが起きました。現在ブームはひと段落して落ち着いてはいますが、大規模なコンピュータシステムに次々と実装されるようなり、XMLのニーズは相変わらず高いと言えます。

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XMLマスターとは

 「XMLマスター」はXML及びXML関連技術についての技術力を測る技術者認定制度です。「XMLマスター」を取得することにより、個人の技術力の強化を図れるとともに、お客様の満足度を向上させることができます。
 「XML」は策定以来これまで大きな変更がなく、一度習得すれば長期に渡りその技術を活かすことができます。そのため、「XMLマスター」は認定失効のない資格制度になっています。
 XMLの技術は一般的になってきているのに、XMLを使いこなせるITエンジニアはまだ多くないそうです。ITエンジニアとしての雇用、昇進、キャリアプランニングに対しても確実な指標となる上に失効しない資格なので、是非チャレンジしたいものです。

XMLマスターの試験について

試験は2段階、3種類の試験で構成されています。
2005年より試験のヴァージョンがあがり、V2試験となっています。V2試験はより実践に近い知識やスキルを問われるようになっています。

第1段階 XMLマスター:ベーシック
XML及びXML関連技術(XML Schema XSLT XPath DTD)の基礎を理解し、業務に活用できる技術力を認定

第2段階 XMLマスター:プロフェッショナル(アプリケーション開発)
XMLデータ処理を行うアプリケーションの開発、システムの構築を行なえるプロフェッショナルを認定

第2段階 XMLマスター:プロフェッショナル(データベース)
XMLデータをRDB、またはXMLネイティブデータベースに格納、管理、操作g行なえるプロフェッショナルを認定(2007年より追加)

なお、プロフェッショナル試験はベーシック試験に合格していることが条件となっています。

認定試験はプロメトリック(株)が提供しており、申し込みはプロメトリックで受け付けています。全国約100箇所の試験会場、毎週月曜〜日曜日の好きな時間帯で受験することができます。受験料は15,750円でちょっと高いかもしれませんが、取得して損はないし、それ以上の価値があるでしょう。合格発表は試験終了即時となっています。

XMLマスターの学習方法

 XMLマスターV2試験は、より実践に則した試験問題となっているので、参考書や問題集で内容を一夜漬けで丸暗記するような勉強方法では難しいでしょう。
ベーシックについては、XML、XML Schema、XSLT、DOM、SAXなどの要素技術について、しっかり理解し、演習問題を繰り返し行なうことで自分のものにする必要があります。参考書や問題集で1日2〜3時間で2〜3週間の勉強を繰り返し反復する勉強方法で十分合格できるようです。プロフェッショナルについては、かなり深い理解が要求されるので、参考書や問題集の種類も増やし、1〜2ヶ月はじっくり学習する必要がありそうです。時間がない場合は、インフォテリアが監修する講習会を受講することが有効のようです。

ちなみにベーシックの学習にオススメな参考書は、翔泳社の「10日でおぼえるXML入門教室 第2版」、「XMLマスターベーシックV2教科書」などがあります。

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XMLマスターはひっぱりだこ