スポンサード リンク

ドギーバッグのススメ

食べ残しを持ち帰る習慣は日本では定着していません。ドギーバックを使って食べ残しは持ち帰ることは環境にも食糧問題にもとても重要なことだと言えます。

ドギーバッグとは

 ドギーバッグとは、レストランや居酒屋などで食べ残した料理を持ち帰る容器のことをいいます。欧米ではありふれたごく普通の光景ですが、日本ではまだ「食べ残しを持ち帰る」という習慣はほとんどありません。もともとテイクアウトの取り扱いがあるお店ならお客の要望があれば対応することはあったとは思いますが。
 「ドギーバッグ」は、食べ残しを持って帰るのが恥ずかしいので「犬の餌にする」という名目で持ち帰っていたというのが名前の由来です。しかし今となっては欧米ではごく普通のことであり、お金を払う以上は食べきれない分を客自身の責任で持ち帰るのが当然とされています。
先般、有名レストラン、オステリア・ルッカのシェフ桝谷周一郎氏がレアック・ジャパンとの共同企画として、携帯型の持ち歩き容器「ドギーバッグ」を開発しました。


スポンサード リンク

日本は立ち遅れています

日本はこのドギーバッグに対する考えがまだ定着されていません。しかし農水省によれば日本の食糧自給率は40%(2007年度)しかない状況であるにもかかわらず、食品廃棄量は世界トップで2〜30%を廃棄しており、日本は毎日1人あたり1食分を残飯として廃棄していることになるのです。このままでいいのでしょうか。
エコは小さいことの積み重ね、ひとりひとりの意識と行動をあわせることで達成されるものです。毎日食べるものがある。美味しいものがある。日本がどれだけ恵まれているかを改めて認識し、感謝し、今自分に何ができるのかを考え、行動に移す必要があるのです。 食べ残しを持ち帰ろうとすることが恥ずかしいのではなく、食べ残して残飯を作ってしまうことが恥ずかしいという意識に変えれば、ドギーバッグも素直に使えます。当然の権利であり、義務でもあると思います。胸をはって「ドギーバッグ」で食べ残しを持ち帰ってもらいたいものです。

ドギーバッグの課題

 食べ物を持ち帰ることの必要性や大切さはわかるが、夏場などの高温多湿の時期には「食中毒」が心配という意見が当然出てきます。特に最近では特に「食の安全」に過敏だし、持ち帰り後の保管状態や時間などがわからないのでお店側にしてもそういうトラブルは大きな脅威になってしまいます。
 「持ち帰るのは客の責任である」という考え(自覚)を当然のこととして浸透させること、注意事項や賞味期限等をお店側も伝える努力をするなど、工夫すれば回避できることも多いのではないでしょうか。

ドギーバッグの利点

 ドギーバッグは衛生面にも優れたポリプロピレンなので何度も洗って使えます。また、折りたたみ式で便利で持ち運びに優れています。また、昼食はドギーバッグをランチボックス代わりにし、帰宅時はデパートやスーパーの惣菜をつめて帰るなんていうこともできます。
 レストランなどで小さい子供やおじいちゃん、おばあちゃんが料理を食べきれず、無理やり食べ残しを胃の中に詰め込んでしまうなんていう経験がある人は多いと思います。(私はいつも・・・)これって身体によくないですよね。太る原因にもなります。ドギーバッグで持ち帰れば、また食べたい時に食べれますし、誰かが無理をすることもなくなります。無駄なく無理なくというやつです。

便利な携帯食器を持ち歩くという感じで気軽にはじめてみればよさそうですね。

スポンサード リンク

ドギーバッグのススメ