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キャリアプランを明確に〜キャリアコンサルティング

あなたはキャリアプランが明確になっていますか?この時代を乗り越えて行くには自身の仕事に対するビジョンが必要となります。自分のキャリアのビジョンをイメージするためにキャリアコンサルティングは必須であり、時代のニーズと言うことができます。

キャリアを真剣に考える時代です

 個人と企業をとりまく環境ははげしく変化を繰り返しています。景気の悪化、グローバル化、技術革新、インターネットをはじめとする高度情報化、さらには少子高齢化、格差社会などこれまでの常識が通用しないということが身をもってわかった人も多いことでしょう。
 さらに2008年秋からの世界的な金融危機、その煽りを受けて大打撃を受けた企業も多く、それによって、豊富な経験と技術を持ちながら、突然職を失うといったケースもあったことと思います。
 多くの人が、安定した雇用、やりがいのある仕事、自分の能力を活かせる仕事を求めていることと思います。自分にあった仕事をすることで充実した毎日を過ごし、社会に貢献することができる。逆になんとか職には就いているけど、思った仕事と違う、辛いことばかりで達成感がない、自分の将来が見えてこない・・・という人もいると思います。もしかしたら不満を持ってる人の方が多いかもしれません。ストレスによるうつ病がこんなに問題になるのもきっとそれを示しているように思えます。

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 企業の中でも個人でもしたい仕事と必要とされる仕事とが一致することはないので、こうした状況が解決されることはないと言ってもいいでしょう。しかしながら前を向くことをしなければ、いつまでたっても自分の現状は変えていくことはできません。
 前置きが長くなりましたが、今後の自分の仕事やスキルについて、そのビジョンを見定めていくことがとても重要になります。つまりキャリアプランを立てるわけです。これを持っているのといないのとでは大きく違います。進むべき方向のイメージを持つことの大切さはどなたでもよくわかっていることかと思います。

キャリアカウンセリング(コンサルティング)

 上で書いたとおり、キャリアプランを考えるのはとても重要で、それは時代の要請だと言うこともできます。しかしキャリアプランを考えるにも一人で何をどう考えていったらいいのかわかりません。そこでキャリアカウンセリングが意味を成してくるわけです。キャリアカウンセリングへのニーズは、個人的なものだけではなく、企業、教育現場、行政などからもますます高まっていくと考えられています。

個人からのニーズ
 ・なかなか自分のやりたいことがわからない。就職が決まらない。
 ・働きがい、自分の役割がわからない。目標を明確にしたい。
 ・モチベーションアップ、キャリアアップ、自己啓発

企業からのニーズ
 ・人材育成、人材開発
 ・人材配置、適材適所
 ・職務上の悩み、相談しやすい環境づくり
 ・メンタルヘルス、予防の必要性

教育現場からのニーズ
 ・学生へのキャリア教育
 ・就職支援、進路指導

行政からのニーズ
 ・就職、雇用支援、キャリア開発支援
 ・Uターン就職、地域活性化
 ・若年層、女性、障がい者らへの自立支援

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キャリアカウンセリングのプロセス

 キャリアカウンセリングがいったいどのようなプロセスでなされるかの一例を書いておきます。

STEP1:自己理解
自分自身について、仕事に対する考え、やりたいこと、できること、価値観、経験について確認します。

STEP2:職業・仕事の特定、理解
目標とする職業・仕事の候補、進路や到達経路について内容を理解します。

STEP3:情報収集、体験
2で挙げた職業・仕事に関して情報収集を行い候補となるものを挙げる。また必要に応じて経験、体験してみる。

STEP4:意志決定
1〜3を踏まえて、長期的な目標・短期的な目標の策定し、それへの到達経路を選択します。

STEP5:教育・訓練
方策の実行として、決定した目標に応じて必要な能力開発、資格取得を実施する。

STEP6:就職・異動
1〜5に基づき異動・転職活動のための行動を実行、新しい仕事や職務への適応を実行する。そして、再度STEP1にもどり、次の新たな目標を見つけるプロセスへつなげる。

たとえば、キャリアアップの一環として資格をとりたい、どんな資格がいいのかがなかなか決まらない、わからないというケースは、上で言う1〜3のステップをすっとばして、4や5にたどり着こうとしている状態だと思われます。キャリアに関する専門家と「対話」することで自分に必要なこと、自分が何を目指すべきかを自分自身で気づくことが最も重要なことではないでしょうか。

キャリアカウンセリングはどこで受けたらいいか?

 たとえば、各都道府県の雇用・能力開発機構都道府県センターなどの機関を訪ねてみるのもよいかと思います。個人でも企業の事業主でもキャリアコンサルに関する各種情報や相談、支援等が受けられるようです。
 もちろん他の機関や団体、もしくはフリーのカウンセラーも相談に乗ってもらえると思います。何がいいと特定したおすすめの仕方はできませんが、自分のニーズや条件に合うところかをインターネット等で調べてみると候補が絞られるかと思います。

国家検定資格となった「キャリアコンサルティング」

 最後に2008年よりキャリアコンサルティングに関する検定資格が国家資格として開始されました。「キャリアコンサルティグ技能検定」と言って、厚生労働省が認定するものです。検定試験の内容や対策についてはこれから充実してくると思いますが、受検資格をみると「実務経験」もしくは民間企業または機関の「養成講座」の修了者である必要があるようなので実務またはGDCFやCDAなどで修行を積んで実践力がないと合格はできないでしょう。また、この資格は職業資格ではないので、あくまでも基本知識やスキルの習得とレベル確認に取得するのがよろしいかと考えます。いずれにしてもキャリアコンサル、カウンセリングの注目度が上がっているのは事実と言えるでしょう。

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キャリアプランを明確に〜キャリアコンサルティング